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人生はゲームである。

新卒入社1ヶ月で会社を辞めたゆとり世代。その経験から「短期離職者の生き方」を共有しています。

SES(委託契約)と請負契約の違いとは

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IT業界を見て回っていると、よく「SES契約」「請負契約」という言葉に遭遇します。これって一体なんなのでしょうか?派遣と一体何が違うの?

 

そんな疑問を解消すべく、我らがグーグル先生にたくさん教えてもらったことをここでまとめてみたいと思います。

 

目次

 

SES

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システムエンジニアリングサービスとは 【 SES 】 【 System Engineering Service 】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典

システムやソフトウェアの開発・運用などで行われる委託契約の一種で、対象物の完成などを目的とせずに特定の業務への技術者の労働の提供を行う契約。提供元企業の従業員が客先のオフィスに常駐して技術的なサービスを提供するもの。

「対象物の完成などを目的とせずに特定の業務への技術者の労働の提供を行う契約」。まずこれを頭に入れておく必要がありますね。

 

「成果物報酬」と「作業時間報酬」

  • 【成果物に対してお金が発生する】システムを一括して請負開発する
  • 【作業時間に対してお金が発生する】システムの一部分を請負開発する

 

技術屋が仕事をするパターンは、2通りに分かれます。「成果物に対してお金が発生する」パターンと、「作業時間に対してお金が発生する」パターンです。

 

SESは「作業時間報酬」

「SES」はどちらに当てはまるでしょうか?答えは「作業時間に対してお金が発生する」です。業界では、よく「人日」「人月」という単位で表現されます。

 

「1人日は8時間」で、「1人月は160時間」を表します。

 

「客先常駐」と「派遣」の違いとは?

客先常駐は、「SES事業を行っている会社の”正社員”が、客先に派遣されて仕事をする」です。派遣は、「派遣会社に登録した”人”が、客先に派遣されて仕事をする」です。

 

したがって、単なる雇用形態の違いに過ぎません。やっていることは同じです。安定しているのは、正社員として客先で働く人ですが、その分派遣社員よりは報酬が少ないことが多いです。

 

一方で、派遣は報酬が高いのですが、その分のスキルが求められることが多く、正社員ではないので、不安定です。

 

SESの「作業時間報酬の最大の問題」

SESは多くの場合、システムの一部分のみの開発になります。これは働き手にとっては少々問題があります。

 

なぜなら、全体の設計もよく理解しないまま、一部のシステムの開発部分だけ携わるというのは、「 技術スキルとしてどうなのか」、そして「キャリアとしてもどうなのか」という問題が生じるからです。

 

プロジェクト履歴よりも問題意識

IT業界で著名なえふしんさんは、上記の通り仰られております。 

 

要は、自分なりに問題意識を持って、技術力を磨いていけば、スポット開発でも問題はないということです。全体のシステムを開発している人でも、技術力のない人はないですからね。

 

▼勉強法についてはこちらを参照▼ 

tomolog.hatenadiary.jp

 

請負契約と委託契約(SES)の違い

請負契約

引用:ビーキョウのIT 請負と委託(SES)の違い

【請負】

システム(成果物)をお客様に納品する。

お客様は納品した成果物に対して代金を支払う。

 

・法律 第632条

請負は、当事者の一方がある仕事を完成することを約し、相手方がその仕事の結果に対してその報酬を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。

→仕事の結果(成果物)に対して代金(報酬)を支払うことを約束する契約。

 

・メリット

開発したシステムによって多くの利益を生み出す可能性がある。

・デメリット

成果物に対して責任を持たなければいけない。そのため、開発自体がシビアになる。また、開発の工数が予定より膨らむと赤字になる可能性もある。

業務請負は成果物を納品する契約が主なので、スキルやキャリアも積み重ねていくことができると言えましょう。

 

業務委託契約

【業務委託】

技術力、労働力をお客様に提供する。お客様は行った作業に対して代金を支払う。

 

・法律 第643条

委任は、当事者の一方が法律行為をすることを相手方に委託し、相手方がこれを承諾することによって、その効力を生ずる。

→システムの開発行為等を行うことを約束する契約。SESの場合は合意したスキルレベルの開発者がシステムの開発作業を行うことを約束するが、システム自体が完成自体は約束していない。

 

・メリット

責任を負うことがあまりなく、リスクが低い。

・デメリット

スポットで入ることが多く、利益が少ない。

友達はSESの会社で実務未経験者として27歳で就職しましたが、月給21万程で、客先に飛ばされて働いています。会社は一ヶ月程度、技術を学ばせて、技術者(笑)を送り飛ばすのです。

 

SESは稼働数を増やせば増やす程、利益が上がるビジネスモデルなので、よく月給が安い未経験者を雇って、一ヶ月程で促成栽培させて、スキルが積み重ならないような保守・運用のスポットとして客先に送り飛ばし、稼いでいるのです。

 

SES業界の今後

引用: SES営業のノウハウ手帳 » Blog Archive » SES業界の今後についてぼんやりと

SESの業界構造はそんなに変わらないのかなと

色んなところで批判的な意見を良く耳にしますが、SIerを頂点としたSES業界の多重構造な仕組み自体は、今後もあまり変わっていかないんじゃないかなと個人的には思うのです。この業界も数年前から関わっていますが、当時からもいつかは無くなるとか先細りとか言われてましたが、企業の新陳代謝はあるものの何だかんだ残っています。

 

これは単純にSIerにとっては雇用リスクを分散できる都合のいい仕組みなので、わざわざ壊す必要がないからなんじゃないかと思うんです。実際にリーマンショックの時はSIer側でもリストラが行われましたが、外注側には一律10%カットとかバッサリ契約を切ればいいだけなのでリスクコントロールがしやすいんです。

ソフトウェアを売るのではなく人を売るのが、SES事業なんですよね。IT技術者は常駐先企業の人件費抑制に利用され、若者の将来よりも企業の儲けの方が優先度が高いのです。

 

しかし、SES事業を行っている会社のいいところは「未経験者歓迎」です。つまり、IT技術が持っていない状態でも、採用されるのです。したがって、まずはSES事業の会社に潜り込んで、下積みを数年積むのも悪くないかと思います。

 

まとめ~今更聞けない「SES(委託契約)、請負契約」の違いとは~

就職活動中の方や、内定を貰って悩んでいる方も、こういった背景をよく考えて、それでもやりたい!と思えたら、入社するとミスマッチはなくなると思います。本当に情報は大事です。自分が納得できるまで、調べ尽くすことをおすすめします。 

 

 

 

自分が内向的か外交的なのかを知ることも重要です

tomolog.hatenadiary.jp